キャンペーンサイトの制作方法|全42タスクを一挙解説

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キャンペーンサイトの制作方法|全42タスクを一挙解説

キャンペーンサイトは、企業のプロモーションにおいて欠かせないツールです。キャンペーンLPと呼ばれることも多く、1ページ構成のものが一般的ですが、制作においては、キャンペーンの企画からメディアプランニング、サイト設計、デザイン、オペレーションの整理、サイト評価など、事前に整理すべきことは多岐に渡ります。

本記事では、キャンペーンサイト制作の流れを全11フロー・42個のタスクに分けて詳しく解説します。キャンペーンサイト制作を検討している方は、是非、参考にしてください。

1. キャンペーンの企画

キャンペーンサイトの制作において、まず重要なのはキャンペーンの企画です。目的やコンセプト、メッセージを明確にし、サイト全体の方向性を固めます。

1. キャンペーンの目的・コンセプトの明確化:なぜこのキャンペーンを実施するのか、その目的を明確にし、キャンペーン全体に共通するコンセプトを設定します。

2. 提供価値とメッセージの決定:キャンペーンを通じて顧客に伝えたい価値やメッセージを決めます。

3. 実施期間、プロモーション手法、特典内容の決定:キャンペーンのスケジュール、どのような特典を提供するか、どのプロモーション手法を使うかを決定します。

2. 目標設定とターゲット分析

キャンペーンを通して、どのようなユーザーに、どのような行動を促したいのかを具体化します。これはキャンペーンの企画フェーズで同時に行うこともあります。

1. 目標達成指標の具体化:リード獲得数やエンゲージメント率など、達成すべき目標を明確にします。

2. ターゲットユーザーのペルソナ設定:ターゲットとなるユーザーのペルソナ(例:職業、年齢層、興味関心など)を設定します。

3. ターゲットのニーズ・行動特性のリサーチ:ターゲットがどのような情報を求めているのか、行動パターンを調査します。

4. コンテンツとデザインの方向性策定:分析結果をもとに、ユーザーに響くコンテンツとデザインの方向性を定めます。

5. 関係者への説明と承認取得:企画内容と目標設定が完了したタイミングで、関係者に共有し、承認を得ます。

3. メディアプランニング

キャンペーンサイトへのアクセスを最大化するために、どのメディアでどのように露出していくか、プランニングします。

1. SNS広告、リスティング広告、メールマーケティング等の選定:ターゲットにリーチできる最適なメディアを選びます。

2. 広告予算の設定と配分:広告の予算を設定し、各メディアに適切に配分します。

3. 配信スケジュール作成:いつどのメディアで広告を配信するかをスケジューリングします。

4. メディアごとのターゲティング設定と初期クリエイティブの準備:各メディアのターゲティング設定を行い、広告クリエイティブの初期案を作成します。

4. キャンペーンサイトの要件定義

要件定義では、キャンペーンサイトに必要な機能やコンテンツを具体的にリストアップします。

1. 機能要件の整理:フォームやSNS連携、CTAボタンなど、必要な機能を明確にします。

2. コンテンツ要件の整理:特典情報など、必要なコンテンツ要素をリスト化します。

3. セキュリティ・プライバシーの考慮:個人情報の保護やセキュリティに関する方針を整理します。

4. 各要素の優先順位付け:どの要素を優先的に実装するかを決め、リソースを最適配分します。

5. オペレーション設計と運営体制の構築

プレゼント発送や顧客対応が必要な場合、オペレーション設計や運営体制の構築が重要です。キャンペーンにSNSを活用するような場合などは、SNSの炎上対策も重要です。

1. 懸賞・プレゼント発送等のオペレーションフロー作成:応募対応からプレゼント発送までの手順を整理し、担当者を決めます。

2. 特典在庫管理と運営事務局の設置:在庫管理と問い合わせ窓口を設置します。

3. 炎上時の対応手順、リスク管理:予期せぬリスクに対応するための手順を決め、担当者を割り当てます。

4. 規約・プライバシーポリシー・注意事項の作成と公開:利用規約やプライバシーポリシーを準備します。

6. キャンペーンサイトの情報設計

情報設計では、ユーザーがスムーズに目的に到達できるよう、サイトの構造とナビゲーションを設計します。

1. サイト構造とナビゲーション設計:全体の構造とナビゲーションの流れを決め、ユーザーが迷わないように設計します。

2. 各ページの目的の定義:各ページで達成すべき目的を定め、要素を配置します。

3. ワイヤーフレーム作成:ページ構成や要素配置を視覚化し、コンテンツやデザインの基礎を固めます。

7. キャンペーンサイトのデザイン

情報設計が完了したら、ビジュアルのデザイン作業に入ります。

1. ブランドガイドラインに基づくデザインテーマの策定:ブランドイメージに沿ったテーマを設定します。

2. 配色、フォント、画像などのスタイルガイド作成:配色やフォントなどのスタイルガイドを作成します。

3. ビジュアルデザイン:キャンペーンサイトのビジュアルをデザインします。

8. キャンペーンサイトのコンテンツ作成

コンテンツ作成では、ターゲットに響くメッセージとビジュアルをつくり上げます。

1. キャッチコピーとキャンペーン内容の作成:キャッチコピーやキャンペーン内容など、サイト全体のテキストを用意します。

2. 画像や動画コンテンツの撮影・編集:視覚的効果を高める画像や動画を準備します。

3. コンテンツ配置・順序の確認と最終修正:コンテンツを配置し、配置順などに違和感がないか確認します。

4. コピーライトチェックと最終修正:誤字や不備がないか最終確認を行います。

9. キャンペーンサイトの開発とSEO対応

デザイン作業が終わったら、開発フェーズに入ります。

1. レスポンシブデザインの実装:モバイル対応を含めたレスポンシブデザインを実装します。

2. SEO対策:キーワード設定やメタ情報、ページ速度の最適化などを行います。

3. フォームとCTAの動作確認:CTAやフォームが正常に機能するかを確認します。

4. 全ページのテスト:デバイスやブラウザごとに動作テストを実施します。

10. キャンペーンサイトのリリース

サイト公開に向けた最終準備を行い、確認後にリリースします。

1. リリース前の最終確認:全リンクやフォームが正常に動作するか、コンテンツに誤りがないかを最終確認します。

2. サーバー負荷対策の確認:アクセス集中に備えてサーバーの負荷対策を確認し、必要な設定を行います。

3. リリーススケジュールの調整と関係者への通知:リリース日時を確認し、関係者へ周知します。

4. リリース後の初期アクセス動向のチェック:公開後すぐにアクセス解析を行い、初期動向を確認します。

11. キャンペーンサイトの評価

キャンペーン終了後、データを収集して効果を分析し、改善点を洗い出します。

1. アクセス解析ツールを使ったデータ収集:訪問数、滞在時間、コンバージョン率などのデータを収集します。

2. 目標達成度の評価:リード数やエンゲージメント率など、設定したKPIに基づき成果を評価します。

3. 改善ポイントの整理と次回キャンペーンへのフィードバック:ユーザー行動データから改善ポイントを抽出し、次回のキャンペーンに向けた施策をまとめます。

4. レポート作成と関係者への結果報告:評価結果を報告書にまとめ、関係者に共有します。

まとめ

本記事では、キャンペーンサイト制作の流れを11フロー・42個のタスクに分けて解説しました。

キャンペーンサイトの制作においては、企画から情報設計、デザイン、開発、リリース、評価などを、事前にきっちり整理しておく必要があります。本記事でご紹介したステップとタスクが、読者のキャンペーンサイト制作に少しでも役立てば嬉しいです。


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Illustration by Storyset

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